モチベーション。
まぁ「やる気」と言い換えてもいいと思うのだけれど、その根源を他者や外的要因に求めてしまうと、維持するのは簡単ではないと思う。
何よりも外的要因によって簡単に落ちるということなので、そんなのは長続きしない。
モチベーションの維持というのは個人の問題なので、モチベーションが上がらないというのはその人自身の問題なのである。
周囲(特に管理職以上)の様々な発言でモチベーションが下がることは多々あったとしても、上がることなどまずない。
つまり、モチベーションを維持し上げるためには、そのひと自身が頑張らなければいけない課題なのである。
新しい技術に触れられないとモチベーションが上がらない?
そんなものは自分で私的な時間を用いて触れればいい。
もしくは、その技術を「仕事」として使いたいならば、それを納得させられるだけのファクトを提示してあげれば良い。
それができないのであれば、所詮は「独りよがり」にすぎず誰からも相手にされなくなっていくだけだ。
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ではモチベーションを向上させるためにはどうしたら良いか?
実は割と簡単なことだと思ってる。
【技術を目的にするな】
ただこれだけだ。
技術は手段にすぎず、目的を「技術」においているのが間違いなのだ。
システムは、特定の目的を達成するために作られるのであり、どの技術を使うのかは総じて【手段】なのだ。
特定の技術にとらわれることなく、目的をそのシステムの安定稼働と考えることで、古い使い古された技術を用いていたとしてもモチベーションが下がるなんてことにはならない。
いわゆるレガシーな技術を使い倒したとしても、システムの安定稼働させるには考えなければいけないことは多い。
そしてそれを成し遂げられる技能を持つ技術者は実際のところ少ない。
それすらできないで、モダンだレガシーだなどと宣うのはやはり違うと思うのだ。
技術者は、新しい技術に目が行きがちではあるのだけれど、別に”新しい”=”正解”ではない。
レガシーすぎる技術はどうかとも思うが、それでもそれが最適解となることはあり得る。
そんなこともわからないで、「レガシーはクソ」とだけ言ってる奴らは、程度が知れるというものだ。
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もちろん、新しい技術を知らないとシステム全体の最適解がずれてしまうこともあるだろうから、最新の技術やトレンドのキャッチアップはもちろん大切だ。
それは業務時間外に楽しめばいい。
自分の手札を増やすという名目で楽しめばいいのだ。
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そうやっていくことによって、仕事で認められることも増えて行くだろう。
それこそがモチベーション維持・向上において、必要な要素ではあるのだけれど、これは結果としてついてくる部分なので、そうなるかは自分の行動の結果なのである。
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管理職側は、可能な限りモチベーションを下げない努力はするべきではある。
「いいからやれ!」ではもちろん不平不満も溜まるだろう。
可能な限り、理解できるように説明する必要はある。
選定理由とか、アサインの理由とかね。
特にアサインの理由は、モチベーションに影響しがちなのでちゃんと説明すべきではある。
これを怠ると、結構モチベーションに響くという事実を以外とみんな忘れがち。
というのも、その担当にその人を選んだ理由を説明しないと、適当に選んだと思われることもあるし、つまらない仕事を押し付けたと思われることもあるからだ。
実際に、技術的に物足りないだろうアサインをする場合においても、説明をしっかりすることで、「信頼してる」からのアサインだと伝わればモチベーション低下の要因になることはない。
この辺をおざなりにしてしまうことで、信頼してアサインしたはずが逆に、【信頼の低下】や【モチベーションの低下】を招くことがある。
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以上は、僕の私見であり異論はあることと思うけれどね。